電気に関わる仕事を探しているなかで、「送電線作業員」という仕事を知った方もいるのではないでしょうか。
送電線作業員は、発電所や変電所などをつなぎ、大量の電気を送り届ける送電設備の工事や保守に携わる仕事です。鉄塔などに設置された架空送電線だけでなく、道路や地下トンネルなどを通る地中送電線に関わる仕事もあります。
この記事では、送電線作業員の仕事内容や一般的な電気工事との違い、必要な資格、向いている人について解説します。未経験から電気工事の仕事に挑戦したい方も、ぜひ参考にしてください。
■ 送電線作業員とは?
送電線作業員とは、発電所や変電所、変電所同士などを結ぶ「送電線」の工事や保守に携わる作業員です。
私たちが普段使っている電気は、発電所でつくられたあと、送電線を通って各地域へ運ばれます。東京電力パワーグリッドでは、送電線について、発電所と変電所、または変電所同士を結び、大量の電気を高電圧で効率よく送る設備と説明しています。
厚生労働省の職業分類でも「送電線架線・敷設作業員」という職業が設けられており、電力インフラを支える専門的な仕事の一つです。
・送電線には架空送電線と地中送電線がある
「送電線」と聞くと、大きな鉄塔に張られた電線を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、送電線には大きく分けて「架空送電線」と「地中送電線」があります。
架空送電線は、鉄塔などの支持物を使って地上に電線を設置する方式です。一方、地中送電線は、道路の下や地下トンネル、マンホールなどを利用して送電用のケーブルを地下に通します。
特に都市部では、建物が密集していて鉄塔を建てるための土地を確保しにくいことなどから、地中送電線が使われています。東京電力の公表データでは、2024年度末時点で東京23区内の送電線地中化率は9割を超えています。
そのため、送電線作業員といっても全員が鉄塔に登って仕事をするわけではありません。携わる会社や現場によって、仕事の内容や作業環境は異なります。
■ 送電線作業員の仕事内容
送電線作業員の仕事内容は、担当する設備や工事によってさまざまです。
ここでは、信栄電設が得意とする地中送電線工事を中心に、どのような仕事があるのか見ていきます。
・送電ケーブルを敷設する
地中送電線工事では、電気を送るためのケーブルを地下へ敷設します。
地中送電用のケーブルは、家庭で使う一般的な電線とは規模が異なります。現場では、決められたルートに沿って安全にケーブルを通すため、複数人で連携しながら作業を進めます。
重量のあるケーブルを扱うこともあるため、専用の設備や工具を使用し、周囲と声を掛け合いながら作業することが重要です。
・送電ケーブルを接続する
敷設したケーブルは、必要な場所で接続して一つの送電設備として機能させます。
送電線は大量の電気を安全に送り続ける必要があるため、決められた手順に沿った正確な施工が欠かせません。
経験を積むことで、こうした専門性の高い作業についても少しずつ技術や知識を身につけていきます。
・既存の送電設備を点検・保守する
送電設備は、設置して終わりではありません。電気を安定して送り続けるためには、既存設備の点検や保守も必要です。
設備の状態を確認し、必要に応じて補修や交換を行うことで、電力インフラの安定した運用を支えます。
新しい設備をつくる工事だけでなく、すでに使われている設備を守っていくことも送電線に関わる仕事の一つです。
・送電設備の新設や撤去を行う
新しい送電設備をつくる現場ではケーブルの新設工事を行い、設備の更新などに伴って既存のケーブルを撤去することもあります。
現場によって作業内容や条件が変わるため、さまざまな現場を経験しながら知識や技術を身につけていく仕事です。
■ 送電線作業員と一般的な電気工事の違い
送電線作業員も電気に関わる仕事ですが、住宅や店舗などで行う一般的な電気工事とは、扱う設備や現場が異なります。
・扱う設備や電線の規模が異なる
住宅や店舗の電気工事では、照明やコンセント、分電盤、建物内の配線などを扱うことがあります。
一方、送電線工事では、発電所や変電所などの間で大量の電気を送るための設備を扱います。
信栄電設でも、地中送電線工事をはじめ、高圧・超高圧の電力設備に関わる電気工事を行っています。
・道路や地下など特殊な環境で作業することがある
地中送電線工事では、一般道路の地下やマンホール、地下設備などで作業する場合があります。
住宅の室内工事とは作業環境が大きく異なるため、現場ごとのルールや安全管理について理解することが重要です。
・複数人で協力して進める作業が多い
送電線工事では、大型の設備やケーブルを扱うことがあるため、一人だけで作業を完結させるのではなく、周囲の作業員と連携して工事を進めます。
自分の作業だけを見るのではなく、周囲の動きを確認し、声を掛け合いながら安全に進めることが求められる仕事です。
■ 送電線作業員になるために資格は必要?
「専門的な電気工事なら、資格がないと働けないのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
実際に必要となる資格は担当する作業によって異なります。また、入社時点で必要とされる資格や経験も会社によって違います。
そのため、送電線工事の仕事に興味がある場合は、応募先の募集要項を確認することが大切です。
・未経験から始められる会社もある
送電線工事は専門性の高い仕事ですが、最初からすべての知識や技術を持っている必要はありません。
信栄電設では、現在の採用情報で資格や経験を問わず職人を募集しています。未経験で入社した場合は、先輩と現場を回りながら仕事の流れや安全ルール、必要な知識を身につけていきます。
・働きながら必要な資格取得を目指せる
仕事を続けていくなかでは、担当できる作業を増やしたり、専門性を高めたりするために資格が必要になる場合があります。
信栄電設では資格取得支援制度を設けており、必要な資格の受講料負担や資格取得祝い金などを用意しています。
入社時点で資格を持っていない方でも、現場経験を積みながらステップアップを目指せる環境です。
未経験から送電線工事の仕事に挑戦したい方は、現在の募集内容もご覧ください。
■ 送電線作業員に向いている人
送電線作業員は、電気の知識がある人だけに向いている仕事ではありません。
未経験から始める場合は、これまでの経験以上に、仕事へ取り組む姿勢や安全に対する意識も重要になります。
・チームで仕事を進められる人
送電線工事では、複数人で一つの作業を進める場面が多くあります。
周囲の作業状況を確認したり、必要なタイミングで声を掛けたりと、チームで協力することが欠かせません。
一人で黙々と進めるだけではなく、周囲とコミュニケーションを取りながら仕事ができる人に向いています。
・安全のためのルールを守れる人
電気を扱う現場では、安全を優先して行動することが重要です。
作業手順や現場のルールには、それぞれ理由があります。慣れてきても自己判断で手順を省略せず、決められたルールを守れることが大切です。
・体を動かす仕事が好きな人
現場では、工具や資材を扱ったり、作業場所を移動したりするため、体を動かす場面があります。
デスクワークよりも現場で体を動かして働きたい方や、形に残る仕事に携わりたい方にとっては、選択肢の一つになるでしょう。
・専門的な技術を身につけたい人
送電線工事では、現場経験を積み重ねながら専門的な技術を身につけていきます。
最初からできることばかりではありませんが、一つずつ作業を覚え、できる仕事が増えていくことにやりがいを感じられる人には向いています。
■ 送電線作業員として働く魅力
送電線作業員の仕事には、一般的な建物内の電気工事とは異なる魅力があります。
・社会に欠かせない電力インフラを支えられる
電気は、住宅だけでなく、オフィスや工場、病院、鉄道など、さまざまな場所で使われています。
その電気を各地域へ送り届ける送電設備をつくり、守っていくことが送電線工事の役割です。
普段は目にすることの少ない仕事ですが、人々の生活や社会活動を支える電力インフラに直接関われる仕事です。
・専門性の高い技術を身につけられる
地中送電線や高圧・超高圧の設備を扱う工事では、現場での経験を通して専門的な技術や知識を身につけていきます。
一つひとつの現場経験が自分の技術として積み重なっていくため、手に職をつけて長く働きたい方にとっても魅力のある仕事です。
・経験を積みながら成長できる
未経験で入社した場合でも、最初は先輩と一緒に現場を回り、基本的な作業から経験していきます。
現場を経験し、必要な資格を取得しながら少しずつ担当できる仕事を増やしていくことで、電気工事の技術者として成長していくことができます。
■ 信栄電設で地中送電線工事の技術を身につけませんか
信栄電設株式会社は、千葉県市原市を拠点に、千葉県・東京都・神奈川県を中心として、地中送電線工事や高圧電線工事などに携わっている電気工事会社です。
私たちが扱う地中送電線は、普段の生活では目にすることがほとんどありません。しかし、その地下には、人々の暮らしや社会を動かすための電気を送り続ける重要な設備があります。
信栄電設では、これから一緒に成長していける職人を募集しています。資格や経験は問いません。未経験の場合は月給25万円から、経験者は月給30万円からの募集となっており、経験や技術に応じて給与を決定しています。
また、資格取得支援制度や賞与年2回、夜勤手当、休日手当、出張手当、独身・家族向けの寮など、長く働きながら技術を身につけられる環境づくりにも取り組んでいます。
「電気工事の経験はないけれど、専門的な仕事を覚えたい」「社会インフラを支える仕事に携わりたい」という方も、まずは仕事内容や募集要項をご覧ください。
送電線工事の仕事に興味を持った方からのご応募をお待ちしています。

